特集

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 展示会紹介 Photonics 2020

レーザー機器、光学部品などのあらゆる光学機器・部品・サービスを一堂に集めた専門展 「フォトニクス2020」が開催された
会 期 : 2020年2020年12月2日(水)~ 4日(金) / 会 場 : 幕張メッセ

 2020年12月2日(水)~ 4日(金)の 3日間、幕張メッセ 展示ホールにてレーザー機器、光学部品などのあらゆる光学機器・部品・サービスを一堂に集めた専門展 「フォトニクス2020」【主催:リード エグジビション ジャパン株式会社 /TEL:03-3349-8502 】が「ファインテック ジャパン」「高機能フィルム展」などと共に開催された。
 「フォトニクス2020」は光とレーザーの技術展として、産業用レーザーやオプト関連製品一堂に集めた展示会で、「レーザー加工技術展」、「オプティクスEXPO」、「光計測・分析展」と3つのテーマに編成した専門展だ。また、同時開催として「ファインテックジャパン」、「高機能フィルム技術展」、「高機能プラスチック展」、 「高機能金属展」、「高機能セラミックス展」、「接着・接合EXPO」が開催された。出展者数は国内外より269社(フォトニクス2020のみ)、来場者数は3日間で 67,615人 (ファインテック ジャパン等同時開催展示会を含む総来場者登録数)の来場者数となり、昨年よりは7870人の増加となった。会場内では技術情報を求めて関係者が各ブースを訪れて質疑を行う光景が多く見られる展示会となった。
この展示会では展示されている製品のほとんどが産業用であり、レーザー・コンシェルジェはいつもどおり、レーザー加工という観点でレーザー加工に関連するレーザー発振器、光学機器、測定器などの製品を中心に取材を行った。
※紹介順は順不同



展示ホールとは別にセミナーホールではレーザー加工技術展の基調講演として「レーザー加工技術の変遷と将来展望」と題した講演が行われ、専門技術セミナーとしては3日間にわたり以下の講演が行われた。

・製造各分野におけるAM技術の動向と今後の展開
・高輝度青色半導体レーザー開発と拡大する加工分野への応用
・最近のコヒーレントビーム結合の発展と材料加工への応用
・微細加工に最適!超短パルスレーザによる加工原理とバーストモード
・電気自動車用パワートレイン部品のレーザ加工アプリケーション
・多品種少量生産に最適化したレーザプロファイル制御とロボットシステム
・超短パルスレーザを使ったガラスとその他材料の微細加工について
・レーザー加工の基礎と最新動向

また展示ホールでは出展社による製品・技術セミナーも開催された。
レーザー・コンシェルジェが注目した製品
レーザー発振器
LD励起固体レーザー
スペクトラ・フィジックス株式会社

スペクトラフィジックスではLD励起固体レーザーの各種モデルの展示が行われていた。同社は微細加工向けのグリーンレーザーやUVレーザーに注力しており、産業に向けたレーザーを中心として展開している。Explorer OneはQスイッチレーザの中で最もコンパクトなシリーズで今回は355nmに6Wモデルが追加された。僅か5kgのコンパクトな筐体に電源なども含まれており空冷で6W超えの出力を持っているから驚きだ。薄膜除去やマーキングを中心とした微細加工に応用できる製品となっている。

レーザー光学系製品
ガルバノスキャナー
株式会社安川電機

安川電機では高出力ブルーレーザーに対応した高精度デジタル3Dガルバノスキャナ「MIRAMOTION」の展示が行われていた。同製品は近年注目されている銅溶接向けのブルーレーザーの波長(400nm-460nm)に対応しており、QBHのコネクターにより接続が可能となっている。同社のガルバノコントローラーを使用することで各種同期制御が行え、コンベアやステージとの組み合わせ制御も可能となっている。

レーザー発振器
半導体レーザー
レーザーライン株式会社s

レーザーラインでは高出力青色半導体レーザーの新しく追加された2kWモデルの展示を行っていた。波長445nm、600μmファイバーで2kWの出力を出すレーザーで加工タクトなどの向上に貢献する。青色レーザーは銅や金の加工により良い結果が出ると期待されており市場への導入も広がりを見せ始めている。同社のデモルームではこれらブルーレーザーをはじめ同社の高出力半導体レーザーを試すことが可能になっている。 /div>

レーザーライン
ビーム
住友電工
サンインスツルメント
安川電機
オプトピア
デルファイレーザー
インテック
カンタム・ウシカタ
スペクト・ラフジックス
コヒレント
ルーメンタム
IPGフォトニクス
トルンプ
住友重機械工業
丸文
レイチャーシステムズ
プロフィテット
日本レーザー
オーテックス