注目の展示会
- LASER World of PHOTONICS 2019 プレビュー
レーザーシステム及びレーザー機器、レーザー測定器に関する専門展だ。1973年に始まったこの展示会は2年に1度開催されており、この展示会に出展する多くのメーカーはこの展示会に合わせて新製品の発表を行うほどで、この展示会の重要性は高い。もちろん世界各国からレーザー及び光学製品に関連するメーカーが出展しており、来場者も世界各国から集まっている。同時に開催されるワークショップやセミナー等も開催されており、単なる展示会にとどまらず新しい技術発表の場としても重要な展示会となっている。
前回の出展社数は1,293社となり、来場者登録数は前々回(2015年:31,279人)から増加の4日間で32,000人以上の関係者が訪れたと発表された。会期中は各国から来場した多くの関係者が新製品の発表を熱心に聞いていた。
また、同展示会では「World of Photonics Congress」というレーザー技術および光学技術のあらゆる側面に焦点を当てたプラクティス指向の講義プログラムが同時に開催で行われており、研究だけで無く産業にも焦点を当てた国際会議となっている。
今回「World of Photonics Congress」で開催される予定の国際会議は以下の通り。
・ CLEO/Europe ? EQEC 2019u
・ Lasers in Manufacturing (LiM 2019)
・ EOS Optical Technologies
・ Imaging and Applied Optics
・ Digital Optical Technologies
・ Optical Metrology
・ European Conferences on Biomedical Optics (ECBO)
新ミュンヘン貿易センター(New Munich Trade Fair Centre )
メインゲートを入ると中は広いエントランスになっており、左手に入場のための受付がある。すべてPCによる電子手続きとなっており、入場者は自分で個人情報を入力するシステムとなっている。多いときにはこの手続きの列が長くなりエントランスは人であふれかえる。事前登録による入場証をプリントアウトしたもの持参すれば手続きは省略できる。
手続きを終えるといよいよ展示会場に入ることになるが、ガイドブックとにらめっこして、回る順番をしっかりと決めなければ見逃してしまうこともあるので、焦らずに目的をもって行動することが大事だ。それでなくとも相当な距離を歩かされることになるのだから。
広大な展示会場のホール。幕張メッセ1-8ホールのおよそ4倍のホール面積を持つと言えば大きさが想像できるだろうか。
展示会ゾーンはそれぞれ項目ごとに分かれた配置になっており目的に応じた見学が行えるのはありがたい。
展示会ゾーンのエリアは以下の7つに分かれている。
・イメージングエリア(A2)
・センサーおよび光学計測器エリア(A2)
・産業用レーザーおよびレーザーシステム(A2-A3)
・光学系および光学系製造(B1)
・レーザーおよびオプトエレクトロニクス(B2-B3)
・バイオフォトニクスおよびメディカルエンジニアリング(B2)
・光情報通信(B3)
以下の写真は「LASER World of PHOTONICS 2017」の様子です